Raal's Tome of Destruction

主にroguelikeのことを書くブログです

戦士の基本戦術概論1

この記事はRoguelike Advent Calendar 2021の記事にする予定でしたが、多数ご参加いただいたので裏番組になりました。


変愚蛮怒の基礎戦術を説いているサイトは意外なほどに少ない。
検索すると「メイジの基本戦術概論1 - Raal's Tome of Destruction」が上位に出てきてしまう程度には。

メイジ系のノウハウはずいぶん昔の記事だがそれなりに残してあるので、今回は近接攻撃を主体とする職業向けに解説してみる。
代表して戦士の名前を冠することにしたい。語呂も良いし。

基本1 : 1対1で戦う

基本にして極意。圧倒的な戦力差がなければ複数を同時に相手取るべきではない。

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一撃で屠ることができる雑魚が相手でも8方を囲まれれば一つ落とす間に7方からの攻撃を受けることとなる。
もう一つ落とす間に6回の攻撃を受け、全滅させるまでに28回も攻撃を受けてしまうこととなる。

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通路に誘い込み1対1の状況を作れば被弾なしで全滅させることが可能だ。
雑魚であっても丁寧に対処して無用な消耗を避ける方が望ましい。

基本2 : 無駄に射線を通さない

基本にして極意。遠距離攻撃を受ける位置取りをしない。

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遠距離攻撃を持つ敵を相手に射線を通して棒立ちすれば、攻撃機会を無償提供していることになる。

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射線の通らない場所で待ち伏せして距離を詰めるのが基本。
立ち位置をほんの少し変えるだけで被弾回数を劇的に減らすことになる。

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ハウンドの類はなかなか寄ってこないが、雑に突撃するとブレスの雨で物資をボコボコにされることだろう。
少し長めの穴熊を掘ると寄ってきやすいので比較的スムーズに処理することができる。

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基本3 : 敵前で手番を消費しない

当然ながら、敵の目の前で回復行動をすると先手を取られてもう一発殴られることとなる。
回復に限らず二重耐性を張る、加速するなどバフをかける行動も同様。
よほど死にそうでどうしようもないときと余裕綽々で多少の手損が関係ない場合を除き、一旦射線を切って視界外で準備行動をするのが基本となる。

序盤はテレポートで大きく距離を取って仕切り直せば十分なことが多い。
中盤以降で下手にテレポートしたくない場合は深めに穴熊を掘ってショートテレポートで切り返すのが手固い。

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こうすると視線が通る事故は防げるし、再度射線が通る前に致命傷治癒の薬など安価な回復手段を連打する暇もつくれる。

結び

近接戦闘職はタフなので多少雑に動いても死ににくいのが魅力の一つ。
とはいえ変愚蛮怒は敵攻撃力のインフレが激しいため、中盤以降はそれなりの立ち回りを求められることとなる。
被弾を減らす動きが身につけば頓死する機会も減るので、序盤から意識して動いてみてほしい。



明日のRoguelike Advent Calendar 2021はらすね氏で「ディアボロの大冒険が令和3年にもなって新バージョンになった話」の予定です。