Raal's Tome of Destruction

主にroguelikeのことを書くブログです

スペマスTA解説 その4 《鉄獄》

スペマスのタイムアタックチャートを解説する。
今回は最後の2戦について。


鉄獄の99Fに辿り着くためにレベルテレポートを使用する。
鉄獄でこれを適度に連打してから帰還すると概ね到達階層を更新できる。
とても長いマクロを使用して、私の環境だと30秒~50秒程度で99Fに到達する。


このマクロタイムを利用して徳の調整をしておく。
善に寄っていると暗黒領域の成功率が下がってしまい、加えてサイバーデーモンが呼べないため。
具体的には
・無敵化を使用
・幽体化を使用
・悪魔領域の魔法を使用
・全快の状態から追加で101ターン休憩
この辺りをレベルテレポマクロに組み込んでおく。
徳の調整は必須ではないが、成功しているとタイム短縮に繋がる。


99Fはオベロン。幽体化の天敵の光の剣を高速・高火力で放ってくる。
サーペントよりも事故りやすいので気合を入れて対処する。
*破壊*でフロアを掃除したあと、以下の完全防御態勢で挑む。
・悪魔変化(最大HP確保)
・一時加速・一時耐性・テレパシー
・幽体化
・魔法の鎧(反射)
さらに可能ならサイバーデーモンを数体前衛に置いておく。
サイバーデーモンの削りは安定しないので、地獄の業火を撃ち込む方がタイムが安定する。
ペットを使うと召喚でぐちゃぐちゃになりやすいのだが、オベロンがテレポで離脱した隙にお掃除しておけば問題ない。
オベロンのテレポの頻度にもよるが、5分~10分での撃破を目標とする。


事故要因のオベロンを倒したら100Fはサーペント。
オベロンより事故りにくいので、効率良く膨大なHPを削り取ることに注力する。
*破壊*でフロアを掃除したら、幽体化と一時加速をかけて正面から地獄の業火を打ち込む。
LOSトリックやペットなど、小細工すると召喚で面倒なことになりやすい。
戦局を単純化する方が(プレイヤーの)処理落ちが回避できて良いと思われる。
コツは
・視線を遮る最後の一マスをサーペントに掘らせることで一手得する
・必ず壁に埋まっておく
・HP/MPの回復はサーペントとの視線を切って行う
・サーペントとの距離10マスを維持して召喚→次元の扉→*破壊*のルーチンを簡単にする
分解ブレスと魔力消去を優先して使用してくるが、容易に仕切り直せるので問題ない。
サーペントの移動分だけ地獄の業火を積み上げる簡単なお仕事だ。
MP補充用のロッドと魔力復活の薬が十分あれば問題なく勝利できる。
サーペントの移動頻度にもよるが、目標タイムは5分~10分だ。


以上で全工程は完了だ。
サーペントの断末魔を聞き届けたならば、音速でQy@を叩き込んでタイムを確定させる。
この記事を書いている現在での自己ベストは1:05:20だ。
dump


現在の手法で走ったとして、区間ベストの合計は55分前後。
その辺りを目標としてしばらくは走り込みを続ける予定である。
更新余地がかなりあるので、世界最速に興味のある人は是非挑戦してほしい。

スペマスTA解説 その3 《スリングウェシル道場》

スペマスのタイムアタックチャートを解説する。
今回はLv.50にするための特殊なレベリングについて。


脆いスペルマスターを安全かつ高速に最終レベルに到達させるのが最難関の課題である。
生半可な効率ではログログ道場の秒間獲得経験値3,000-4,000に勝てない。
例えば下級ワイアームを一瞬で倒して50,000程度経験値を稼げるとして、次を探すのに20秒かけていたらもうアウトだ。
最終必要経験値12,150,000を高速に確保する革新的な手法が必要だった。


目をつけたのは反攻撃の洞窟でのアンデッドモンスター狩りだ。
幽霊の地獄免疫とスペルマスターの高い魔法防御に打撃不能空間を合わせると、アンデッドモンスターの大半はダメージソースを失う。
これを利用して効率良く狩れないものかと試行錯誤しているうちに気づいたのだ。
『スリングウェシル』の呼ぶVの経験値効率の良さと、それらの@への打点の低さに。
紆余曲折を経て、全自動V狩り道場が完成することとなる。


反攻撃50Fに以下のような場を作る。
長めの通路のあるVaultを探す。格子Vault等のように外部から侵入しにくいとなお良い。
仙術4「千里眼」と自然3「階段生成」があれば地形選別は難しくない。

##############
#z#@##D.WV#z#
##############

赤い床は深い溶岩で、スリングウェシルであるVの足元も深い溶岩だ。
両端のzは侵入防止のための雑魚だ。侵入が防げるならば位置や種類は雑で良い。
DとWは移動と召喚スペースを制限するために設置する。
以下の条件を満たす必要がある。
・@への打点が十分低い
・召喚魔法を使わない
・テレポートしない
・溶岩を渡れない
・壁を抜けず、壁を掘らない
・炎の精のファイア・ボール(10+d136)で死なない


順に解説する。
@がDの左まで移動すると、DとWに挟まれた溶岩1マスにスリングウェシルがVを呼ぶ。
その位置に力の拳を連打するとVが倒れ、アイテムはDとWの足元へ。
MPが切れるまで力の拳を撃ち込んだら二歩下がって休憩。
これをマクロを用いて高速に繰り返す。
テレポバック対策で反テレポートを装備しておこう。


面倒な地形を生成した理由について。
スリングウェシルに移動されるとスリングウェシルを倒してしまう事故が発生する。
これを防ぐために溶岩と溶岩侵入不可モンスターを配置して移動の余地をなくす。
@側にスリングウェシルを置くと召喚スペースが埋まってしまうので、上記の配置となる。
@側の溶岩侵入不可モンスターは、召喚されたVが追ってこないための壁だ。
力の拳を使用するので、壁抜けVに追ってこられるとマクロ暴発で地形が崩壊する。


召喚スペースを1マスに制限している理由だが、これはVのみを狩るため。
2マス以上のスペースがあると、召喚されたVのアンデッド召喚でノイズが混ざる。
この状態でマクロを連打していると、いずれ壁役が倒れてそこから崩壊する。
以上から、面倒でもきっちりこの地形を作ることが結果タイムの短縮に繋がる。


スリングウェシルは暗黒4「死者召喚」で呼ぶことができる。
反攻50Fまで潜るのは、これでスリングウェシルを呼ぶため。
このとき必要なレベルは34である。
なお、この面倒なセットアップをトランプ2「次元の扉」なしでやるととんでもないロスになる。
ログログ道場で1分余分に消費してレベル35まで上げる方が結果的にタイム短縮になる。


スリングウェシルを呼べたなら、一旦放置して床→深い溶岩→床→深い溶岩→壁の並びを作る。
溶岩は悪魔3「溶岩流」で作り、自然3「階段生成」で排除する。
必要な地形を作ったらスリングウェシルを誘導して所定の位置に付かせる。
次元の扉+位置交換でWを押し込んでスリングウェシルを固定。
*破壊*により@側の壁を作ったら次元の扉+位置交換でDを押し込んで準備完了だ。


壁役も「死者召喚」で呼び出すことができる。
レヴナント、グレイ・レイス、骸骨ドラゴンが候補だ。
組み合わせ自由だが、@の側にレヴナントを置くときは少し注意。
@に反射がついてるとファイア・ボルトで自害するので反射を外しておこう。
火の二重耐性を用意すればダメージで倒されることはない。
念のため匠3「壁抜け」で壁ダメージをなくしておけばさらに安心だ。


適当なタイミングでDやWと位置交換してゴミアイテムを選別し、魔力復活の薬や耐久力の薬、なんとかボルトのロッド等を置き直しておくと良い。
必要物資を該当マスに置いておけばスタックして数が稼げる。
これをやらないと、ゴミで溢れて必要な物資が確保できないことがある。
スリングウェシルの足元を溶岩にしているのはこの作業をやりやすくするためだ。


少し経つと逃げたVや自然生成モンスターにより処理落ちする。
私の環境では1~2回*破壊*によるフロアのお掃除を挟んだ方がタイムが縮まる。
この作業を楽にするため、狭いフロアであることが望ましい。


うまくやれば、10分もかからずにレベル50に到達することができる。
お掃除タイムを考慮しても秒間30,000-40,000程度の効率で経験値を獲得する。
さらにMP回復用の物資もついでに確保できるというオマケ付きだ。
なお、本は売って100万に到達するほどはドロップしない。
もちろん粘れば資金を貯めることも不可能ではないが、トランプタワーを使わず99まで行く方が少し速い。


次回はその方法と最終2戦の方針について。

スペマスTA解説 その2 《龍窟スカム》

引き続きスペルマスターのタイムアタックチャートを解説する。
ここでの目的は最終装備と最終魔法書を確保することだ。


前回はクローン地獄内部でレベルだけ35に引き上げたところまで。
とりあえずログログと、ついでにグレンデルを倒してドロップを確保しておこう。
お買い物タイムの資金源とする。
ついでに、ほぼ確定で入手できる玻璃瓶で光源も確保だ。


用が済んだのでクローン地獄を放棄する。
街に出たらドロップを売って資金を確保し、以下の物品を買う。
・匠/トランプ/カオス/仙術/生命の2冊目
・重傷治癒か致命傷治癒の薬を20~30くらい
準備ができたら噂連打からの街移動でアングウィルに行き、そのまま龍窟へ。


幽霊レベル35なので常時テレパシーである。
龍窟の入口で階段昇降し、敵影から格子か泡のVaultを発見する。
発見したら仙術の「真・感知」でVault内のアイテムを確認。
自然4冊目を発見するまでこれを続ける。


自然4冊目を確保すると「地震」が使えるようになる。
これは範囲内の壁と床をランダムに入れ替える効果だが、地形のテレポート侵入不可属性を剥がす副作用がある。
つまり、地震で埋まらなかったアイテムはトランプの「移動のカード」で拾える。
これにより、永久岩を盾にして安全かつ素早くアイテムをかき集めることができる。
まずはこのコンボの成立を目指す。


自然4冊目は*破壊*を駆使して確保する。
*破壊*時の盲目状態は急ぎならば薬、急がなければ休息して回復する。
感知時のELDRITCH HORRORの混乱は薬で、幻覚は匠魔法「癒し」で回復する。
範囲を調整して目標の隣のマスまでを*破壊*、生命の「周辺感知」で地形を確認して「次元の扉」でVaultに侵入する。
該当マスの上が雑魚なら「テレポート・アウェイ」で、強敵ならば事前に誘導して*破壊*しておく。
これで自然4冊目を確保できる。ここまで目標タイムは10分。


地震」を確保したらより大胆にVaultを荒らして装備と本を整えていく。
目標スペックは以下。
・なるだけ高い加速。最低ラインは+20。
・なるだけ高い耐久修正。最低ラインは+8。
・できる限りの耐性。r閃暗轟因劣は我慢できる。が、轟音はかなり埋めたい。
必要な本は以下。
・3冊目 - 悪魔/匠/トランプ/自然
・4冊目 - 暗黒/自然/仙術


1時間で勝利するならば、遅くとも30分でこれらを揃える必要があるだろう。
言うのは簡単だが、探す場所は常時Vault有の龍窟60F。
『秩序のユニコーン』『破壊スル者』など最上級の事故要因が闊歩する魔境である。
杖と玻璃瓶のみという自殺志願スタイルで挑んで生存率が高いはずもない。
ちなみに街で多少装備を揃えたところでどうせ何も耐えないので時間の無駄。
さっさと突貫して★まみれになれることを願うのが一番マシである。


幾多の屍を越え、次の@はきっとうまくやるでしょう。
ここまでうまくやったら次はスリングウェシル道場。
なんやかんやしてLv.50になれます。詳細は次回。

スペマスTA解説 その1 《ログログ道場》

きれもの幽霊スペルマスターによるタイムアタックチャートの解説をしていく。
ここでは開始からLv.35になるところまで。


キャラメイクについて軽く触れておく。
「常に非常に小さいフロアを生成」と「常に普通でない部屋を生成する」のオプションを入れている。理由は入れた方が速いから。
クイックスタートも利用して、その恩恵を受けている。
具体的には能力最大値と最終HPを常識的な範囲内で厳選してある。
セーブデータを弄って理論最大値にするとかはズルすぎると思うのでやっていない。
同様に、本体も無改造の2.2.1rを使用している。
変愚蛮怒本来の機能は限界まで活用する。
具体的にはpicktypeとモンスターやアイテムの色変更。


もしもタイムを競うような場が発生するなら、この辺りのルール化が必要になると思われる。流行らないだろうから気にしなくて良いとは思うが。


前置き終わり。ゲームを開始しよう。
開始したならば証人クエストを受け、クローカーを倒してLv.4になる。用が済んだらクエスト放棄。続いて柳じじいとダークエルフの王。これらは用がないので即放棄。
ここまでを1マクロで行う。
次に食料生成を行い、資金を確保して破邪2冊目を購入する。
完了したらクローン地獄に突入。


クローカーを倒すのはLv.4になるため。
Lv.4になるのは食料生成をするため。
食料生成をするのは破邪2冊目を買うため。
では破邪2冊目を買うのは? これはログログに聖なる光球をぶつけるためである。
ログログにぶつける魔法は聖なる光球が最適で、初期本より効率が良くなる。
お買い物で数秒ロスするが、分単位で加速するのでこの工程が必要となる。


クローン地獄に入ったならば、3歩ほど歩いて水と溶岩の間に位置取る。
少しターンを経過させ、究極DCにドツかれるボーシンを介錯する。
処理を少しでも軽くするため。
そしてログログにマジックミサイルを当て、Lv.20まで育てる。
次に溝の上を移動して左の5体目のログログを誘導する。
ログログ5体を巻き込むように聖なる光球をぶつける。
ログログ達を倒さないよう休憩を入れ、聖なる光球をぶつけ、適度に空腹充足する。
この一連の流れをマクロを利用して高速に行うと、5分前後でLv.35に到達する。
このLv.35という数値にも意味がある。詳細はスリングウェシル道場の項で解説する。


年季の入った変愚蛮怒プレイヤーならご存知かもしれない。
これは懐しき「エルドラク道場」の変形である。
ある時期の修正により全盛期の効率ではないが、一定レベルまでなら十分速い。
検証の結果、修正前のhengband1.6ならばLv.50まで10分前後で到達可能と判明している。
最新版では1時間は必要なはずだ。(PCスペックにもよるが)
これをさらに下方修正する必要があるかだが、死亡リスクがかなり高く、クローン放棄がほぼ必須なので私は必要はないと判断している。
他のメンテナが修正する可能性までは否定できないので悪しからず。


死亡リスクについて。
まず、左下ランダム配置にボルテックス等の広範囲感知の不規則移動がいるとアウト。
壁抜け浮遊もアウト。スペース・モンスターでさえマクロでは対処できない。
体感ではクローン地獄から生還する確率は70%前後。
幸いにして死亡する場合は開始数十秒であることがほとんど。
次の@はきっとうまくやるでしょう。


そもそもクローン地獄に入る前の段階でも事故死は多発する。
低レベルスペルマスターが初期装備で街を走り回るのだから当然のこと。
多少マジックミサイルを放ったところで、怒りのマゴットに倒されるのがオチである。
クローン地獄に到達できる確率は体感20%前後。
幸いにして死亡する場合は開始数秒であることがほとんど。
次の@はきっとうまくやるでしょう。


最初の関門を越えた@を待ち受けているのは、龍窟(常時Vault)へのダイブである。
ミッション、「街で買えるアイテムを駆使して自然4冊目を確保せよ」。
次回へ続く。

きれもの幽霊スペルマスターでTAする話

発端はとあるイベント変愚蛮怒TAが参戦するという噂を聞きつけたところから。
練習でいかさま幽霊狂戦士がサーペントを10分そこらで討伐しているのを目撃した私は、うっかり序盤のさらなる最適化が可能なことに気づいてしまった。
なんやかんやで冒涜的なマクロを開発して序盤を最適化した結果、そこには4:29で討伐されるサーペントの姿が。あ、4時間半じゃなくて4分半です。
動画が公開されてるので気になるかたはどうぞ。走者はiyukyo氏です。
https://www.youtube.com/watch?v=4V9pXo1hu-o


かくして、いかさま狂戦士TAの話は一段落。
結局自分で走り込みはしなかったが、奇妙な最適化作業には独特の中毒性があった。
あるいはなんらかのSANチェックに失敗したのかもしれない。
取り憑かれたかのように、次の命題を設定した。


「いかさま不使用で変愚蛮怒をクリアするなら何が最速か?」
いかさまの自動啓蒙/自動鑑定は打撃以外全てを捨てた狂戦士とあまりにも相性が良い。
いかさま不使用でも狂戦士は有力候補だが、その他の可能性は生まれるに違いない。


最初のステップは、いかさまTA序盤のレベリングに着想を得た。
プレイヤーが壁抜け可能なら、ハメ殺し回避のためモンスターの移動パターンが変わる。
これを利用してクローン地獄左上のログログを狩る間他のモンスターを無視できる。
応用して、幽霊限定の「遠距離攻撃でログログを叩く超高速レベリング」を開発した。
開始5分でレベル35になる。
これを一番うまく使う職業と性格を探すこととなる。


紆余曲折を経て、スペルマスターのチャートがある程度形になった。


・証人クエストのクローカーでレベル4になる。クローン手前までクエストを放棄。
・食料生成で資金を確保し、破邪2冊目を購入。
・クローン地獄に入りレベリング。35で止めて脱出。
・ドロップを売って本と重傷治癒を購入し、龍窟に入る。まずは自然4冊目を確保。
地震+移動のカードで龍窟のVaultを荒らす。最終装備と本を確保。
・反攻50Fでスリングウェシル道場。レベル50になる。
・レベルテレポと帰還を繰り返して鉄獄99Fまで降りる。
・オベロンとサーペントを倒す。


各項目の解説をそのうちやろうと思っている。
実践例がこちら
まだまだ更新の余地があるので、どこまで縮められるかしばらく遊んでいると思う。

中盤が越えられないアナタにオススメの脳筋修行僧ガイド(最終章)

前回までで十分にキャラクターを強化した。
最後の戦いへの備えについて解説する。


前哨戦のオベロン。
朦朧打撃が良く効くし、森林生成も有効だ (森の上ではボール/ブレスが半減する)。
トドメの瞬間はなるべくHPを高くして穴熊で血の呪いに備えよう。
余裕があるなら彫像回避の反魔法も検討して良いかもしれない。


サーペントに挑む前にユニークやダンジョンの主を減らす作戦は有効だ。
クトゥルフ等の護衛持ちを処理しておくとかなり楽になる。
ユニークモンスターを減らす場合、浅い階層のものをなるだけ残しておくと効果的だ。
この作業は必須ではないし、作業中に死んでしまっては本末転倒だ。
やるにしても程々に。


サーペント戦は長期戦になる。各種の物資は大量に必要だ。
ざっくりとした目安を提示する。
・体力回復の薬25服
・*体力回復*の薬と生命の薬、合計10服
・*破壊*の杖、いっぱい
・スピードの杖、いっぱい
杖は魔力充填で酷使するので、余裕を持って集めておきたい。
その他の物資は好みで調整すると良い。
持ちすぎで杖を落とさない程度に便利そうなものを持っていこう。


戦闘するフロアについて。
そんなに気にしなくて良いが、極端に広いフロアと狭いフロアは避けた方がいい。
広さが問題なければ、まず*破壊*を適度に連打して大部屋を潰しておく。
テレポートする際のリスクを事前に軽減するためだ。
あと、杖のチャージがいっぱいあると回復されるので限界まで減らす意味もある。


戦闘については基本的には殴るだけである。
隣接するまでの間に隣を見られて範囲魔法や召喚を受けるのが損なので注意しよう。
召喚されたらテレポートして距離を取る。
サーペントは感知範囲が広く、速度差もあり召喚モンスターから自然と突出してくる。
サーペントの進路を最後に少しズラして後続からの射線を切り、戦闘を再開する。
注意するべきは、フロアに高火力モンスターがいる場合低HPでテレポしないこと。
テレポ後、近くに前回召喚モンスターが残っていれば*破壊*で消しておくこと。


修行僧の打撃は最後まで強い。
うまく行けばあっさり勝利できるだろう。

中盤が越えられないアナタにオススメの脳筋修行僧ガイド(~98F)

前回は*破壊*とテレパシーに啓蒙を揃えてゲームバランスを破壊したところまで。
今回は具体的に80F以降に潜るポイントについて解説する。


80Fを越えると以下の理由により探索難易度が激化する。
・敵の攻撃力の増加。単発威力と行動回数両方が増える。
・召喚魔法の危険度の増加。呼ばれる質量ともに激化する。
・Vaultを含む危険な地形との遭遇率の上昇。
・護衛持ちユニークによる危険地帯の生成。
・壁掘りモンスターの地形破壊による危険地帯の生成。


対抗するには
・最大HP・各種耐性・加速の確保による即死回避
・*破壊*と感知による戦闘回避
この2つを抑えれば良い。


最大HPは多ければ多いほど良い。
低HPな組み合わせならば新生を繰り返して最大耐久とライフレートを吟味し、さらに装備にて多大な耐久力を確保する必要があるところである。
サーペントの連続ロケットに耐えるHP800が一つのラインとなっている。
ゴーレム修行僧ならばレベルと基礎耐久力を上げるだけで十分なHPが確保できる。


各種耐性はそろそろ埋めていきたい段階だ。
一撃が重い破片耐性、頻度が多い地獄耐性、やる気を守る劣化耐性を抑えたい。
とはいえ、戦闘回避を徹底するならば耐性スカスカの深層探索もできなくはない。


加速もあればあるほど良いが、80F以前での安定供給は難しい。
★シヴァ靴と一時加速による加速+4+10で凌いでいくことが多い。
修行僧ならば加速ボーナスがあるので多少安定する。


即死しない程度に固くなったら80F以降に降りてスピードの指輪を探す。
探索の手順は変わらず、*破壊*による戦闘回避と啓蒙による効率化を駆使する。
拾うものを拾い、カモの密集地帯を狙い、面倒事を*破壊*していく。


潜れば潜るだけアイテムの生成は良くなる。
*破壊*による戦闘回避が徹底していれば、80Fも98Fも大差はない。
安定して探索できていると確信できたならば深く深く潜っていこう。


最終的に必要なスペックは
・加速+25+10
・なるべくいっぱいの耐性 (r閃光 盲目 轟音くらいは抜いてもいい)
・なるべくいっぱいのHP (殴るなら最大HP900くらいはほしい)
・なるべくいっぱいの攻撃力 (殴るなら600くらいはほしい)


参考dumpは急に勝利可能なレベルに装備が更新されて困惑の図。
このスペックなら99Fでの探索もまったくもって問題がない。
次回はサーペント戦の心構えを解説して〆にしたいと思う。