Raal's Tome of Destruction

主にroguelikeのことを書くブログです

仙術領域雑感

移動と感知に優れる領域である。
特に感知に関しては非常に優秀で他の追随を許さない。
移動に関しては難易度や消費、習得レベルなどでトランプ領域に劣るが、次元の扉を含めた一式が揃っている。
これ一つあれば補助魔法はほぼ完璧といえる品揃えが魅力。迷宮での探索に欠かせない呪文が揃っている。
必要な魔法道具を減らすことができるが、裏を返せば魔法道具があれば必要のない呪文が多いとも言えるかもしれない。

よく使う呪文。


序盤:
モンスター感知、ショートテレポート、罠と扉感知、ライトエリア、テレポート、魔法の地図、鑑定。
ほとんどをアイテムで代用出来るとはいえ、ワーグを終えた段階でこれらの必須に近い呪文群を無制限に唱え放題というのは大きい。


中盤:
スピード、真・感知、真・鑑定、精神感知、街移動、テレポートレベル、帰還。
早い段階から一時加速と全感知を自前で唱えられるのは大きい。後ろ四つは3冊目を手に入れてからとなるが、一時テレパシーと緊急回避のテレポートレベルが強い。


終盤:
魔力充填、次元の扉、念動力、千里眼、怪物追放、無傷の球。
魔力充填と次元の扉は十分にレベルが上がってからの使用となる。それなりのリスクがあるが、極めて強力。
怪物追放は魔法道具と同等の強力なパワーでテレポートアウェイを行う。視界内にいるのしか飛ばせないけど。アウェイするときって大抵見られたくないから微妙。
ただ、古代ドラゴンの召喚とかを食らっても、全員がテレポート耐性抜けであれば一発でリカバリー出来て便利ではある。
無傷の球は言わずもがな。チート防御呪文。ただし弱点も多いので理解した上で使用されたし。

トランプ領域と比較して

優位な点として、保持するべき魔法道具の数が明らかに減ること。それらで使用したい呪文を無制限に使えることがある。
例えば、全感知や鑑定、魔法の地図など。たとえロッドを入手出来ても自ら呪文行使する利便性には到底及ばない。
(一応トランプの4冊目にも全感知や鑑定はあるが、普通は入手が絶望的に遅くなる)
さらに、スピードなどに関しては杖や薬によるものは回数制限がある。自分で唱えればMPの続く限り何度でも唱えられる。


また、魔法道具で代替できない呪文についても考慮するべき。
一時テレパシー、次元の扉、怪物追放、念動力などはトランプ領域にもある上難易度や消費の面で劣る。
一方、千里眼、無傷の球はトランプ領域にもなく道具で代替するのも非常に難しい。明らかに優位な点として押さえていい。


一方、トランプ領域の方が優位な点は、移動系呪文に置ける消費と難易度、及び習得レベルでの大きなアドバンテージがある。
二冊目までに一時テレパシー、移動のカード、次元の扉、テレポートレベル、怪物追放があるのも大きい。
加えて、多彩な召喚魔法。うまく使いこなすことで戦闘にかなり大きな寄与を与える。
位置交換、スピードモンスター、回復モンスターも使い方次第でかなり面白い効果を発揮する。
トランプ領域は、どちらかというと戦闘の補助に向いていると言って差し支えないと思う。


最後に、4冊目の入手難易度について。仙術の4冊目はズルにいけばクエストを受けることで入手可能。万色ワイアームの群れを捌く実力があれば確実に手に入る。
一方で、トランプの4冊目は拾うしかない。もっとも、トランプの有利な点として4冊目がなくてもそれほど困らないということはあるのだが。


結論:
仙術は探索向きで無傷球が強い。トランプは戦闘向きで召喚で攻める。
仙術の失率が結構キツいこともあって、仙術はメイジ系の職に、トランプはデュアル系の職にあっていると思う。
もちろん、逆を選ぶ価値は多いにあるし、どちらを選んでも強力なことに変わりはないのだが。