Raal's Tome of Destruction

主にroguelikeのことを書くブログです

LOSとゲームバランスについて

今日のチラシの裏です。
どっかで何かが聞こえた気がしたので。


そもそもLOSってなんだったか。LineOfSightは視界のことです。
変愚蛮怒での視界の定義により、「座標Aから座標Bは攻撃できるが逆はできない」という事象が発生します。
これを利用し一方的に攻撃を行なうことをLOSトリックと呼びます。詳しくは過去の記事参照。


変愚蛮怒では、この視界外攻撃を受けたモンスターは反撃召喚、移動、治癒の行動を取ることが可能です。
特に治癒や召喚は強力な行動であるため、LOSトリックはあらゆるモンスターへの特効薬とはなっていません。
また、有効な地形でなければ使えないという制限もあります。


もちろん、上手くつかえば非常に強力です。ブレスに代表される遠距離攻撃はシャットアウトできます。
水地形とうまく組みあわせれば反撃召喚も大幅に封じることができるケースもあります。
その他、動かないモンスターが相手であれば、地形が許すならば、破壊で用意に反撃召喚を捌きつつ一方的に叩くことも可能です。


どのケースにしても、地形の条件とモンスターの特性についての把握が必須となります。
つまりまあ、圧倒的に強い戦術でズルいかというとそうでもないんじゃないか、ということが言いたい。
うまく地形つくって誘導できたら封殺できても良いじゃない。変愚だもの。


とりあえず変愚1.7.2では、LOSトリックは開発者の意図していない動きになっていないので問題ないです。
変愚の視界ルールはその非対称性を利用し、有利な位置取りを考えつつプレイすることを推奨しています。
推奨されているので、素直に利用するのが一番ゲームをスポイルしないことになるのでしょう。たぶん。
まあ、LOSトリックの行使が常に有利になるとは限らないわけですが、LOSトリックを知らないのは明らかに不利です。
まずは知識から、そして実践でお試しあれ。