Raal's Tome of Destruction

主にroguelikeのことを書くブログです

上位モンスターのスペックと分析 part1 〜ユニーク編25-27F〜

TinyAngbandを攻略する上で重要なのは20F以降の戦闘です。もっと大事なのは25F以降の戦闘です。

深層(20F以降をこう呼んでみようか)のユニークを効率よく倒していくことがゲームクリアの鍵となります。

その際に重要なのは知ること、というわけで分析してみます。まずは上位3匹。


最初なので思い出付きの完全情報を載せてみます。

[U] バルログの長『ゴスモグ』/Gothmog, the High Captain of Balrogs ( 明赤色 'U')
=== Num:154  Lev:25  Rar:1  Spd:+15  Hp:5800  Ac:120  Exp:4300
ゴスモグはモルゴスの私的守衛隊バルログの隊長だ。彼は門の番人であるエクセリオンを倒した功績があり、戦いに一度も負けたことがない。彼は炎のムチとすさまじい火炎のブレスで彼の主をウンゴリアントの怒りから守ったのだ。この邪悪なるデーモンは普通に動いている。彼は普段は眠っている。彼は炎に包まれている。彼は通常護衛を伴って現れる。彼は火炎のブレスを強力に吐くことがあり、なおかつ魔法を使うことができ、恐怖、目くらまし、混乱、テレポートバック、救援召喚、強力なアンデッド召喚の呪文を唱えることがある(確率:1/3)。彼はドアを開け、ドアを打ち破り、壁を掘り進み、弱いモンスターを押しのけることができる。彼は電撃と火の耐性を持っている。彼は混乱しないし、眠らされない。彼は侵入者をかなり警戒しており、 1000 フィート先から侵入者に気付くことがある。彼は18個までの特別なアイテムを持っており、なおかつ特定のアイテムを持っていることがある。彼は 8d10 のダメージで殴って燃やし、8d10 のダメージで殴って燃やし、8d12 のダメージで体当たりして攻撃し、触って魔力を吸い取る。
  • 25FRQにて必ず出現する。このとき狩り損ねると以降の探索効率を著しく阻害するため確実に狩っておきたい。
  • 1000ftの感知範囲に加えて壁を掘ってくるためどこに逃げても確実に追跡してくる。逆用して有利な場所で戦闘を行うようにしたい。
  • 打撃はそこそこの威力はあるものの特殊なのは魔力吸収のみ。近接能力に優れるクラスなら特に問題はないだろう。
  • 本人の戦闘能力はそこまで脅威でなく、メイジやプリーストは多少苦戦する程度。問題はバルログを呼ぶ救援召喚とナズグルを呼ぶアンデッド召喚である。
    • とはいえうっかりしていると火炎ブレスで一撃、なんてことも。二重耐性はお忘れなく。
  • 本人は所持していないが、護衛や召喚で大量に相手取ることになるバルログの脳攻撃は非常に凶悪。食らえば幻覚に減速まで入るので対応を誤れば即死、誤らなくても非常に危険である。虎の子の抹殺や周辺抹殺をここで使用するのも一手だろう。
[Q] 妖術師『サウロン』/Sauron, the Sorcerer (オレンジ 'p')
=== Num:2  Lev:26  Rar:1  Spd:+20  Hp:7700  Ac:120  Exp:6500
彼はモルゴスの最も強力な召使で、恐るべき呪文を使いこなす上に高い防御力も持っている。一つの指輪を創造したのは彼である。その瞳は力に輝き、冒険者の魂を破壊しようと狙っている。また彼は多くの手下を従えており、滅多に単独では戦わない。 この邪悪なる人間は普通に動いている。彼は26階以降にしか出現しない。彼は普段は眠っている。彼は氷とスパークに包まれている。彼は矢の呪文を跳ね返す。彼は的確に魔法を使うことができ、ファイア・ボール、地獄球、ウォーター・ボール、魔力の嵐、暗黒の嵐、脳攻撃、瀕死傷、魔力の矢、プラズ
マ・ボルト、極寒の矢、恐怖、目くらまし、混乱、減速、加速、テレポート、テレポートバック、テレポートアウェイ、レベルテレポート、記憶消去、モンスター複数召喚、ヒドラ召喚、デーモン召喚、強力なアンデッド召喚、上級ドラゴン召喚、上級デーモン召喚の呪文を唱えることがある(確率:約1/2)。彼はドアを開け、ドアを打ち破り、弱いモンスターを押しのけることができる。彼は素早く体力を回復する。彼は電撃と火と冷気と毒の耐性を持っている。彼は地獄の耐性を持っている。彼は恐怖を感じないし、混乱しないし、眠らされないし、テレポートされない。彼は侵入者をかなり警戒しており、 1000 フィート先から侵入者に気付くことがある。彼は18個までの特別なアイテムを持っており、なおかつ特定のアイテムを持っていることがある。彼は 8d10 のダメージで殴って劣化させ、8d10 のダメージで殴って経験値を減少(80d6+)させ、10d2 のダメージで殴って魔力を吸い取り、3d2 のダメージで殴って盲目にする。
  • 26Fのクエスター。彼を倒さなければモルゴスへの道は開かれない。
  • 攻撃魔法は非常に多彩だが、真に危険なのはやはり脳攻撃である。種類が多いため脳攻撃ばかり使ってこないのが救いだろうか。
  • 魔力の嵐の威力はそこまで高くない、とはいえ無視できる程度でもない。十分な加速をもって連続行動されないようにしてから挑もう。
  • 召喚が危険なのは言うまでもなく、加えてテレポート系を使いこなしてくるためよりいっそうの注意が必要である。
  • 打撃は比較的ダメージが少ないのでアナグマで殴ればそこまで苦戦しない。魔法職は苦戦必至。
    • とはいえ体力が高いので長期戦は必至。ここで物資を温存できるスペックが欲しいがなかなか厳しいか。
[Q] 冥王『モルゴス』/Morgoth, Lord of Darkness ( 灰色 'P')
=== Num:1  Lev:27  Rar:1  Spd:+30  Hp:11600  Ac:130  Exp:6666
彼はアングバンドの洞窟の主であり、さながら稲妻に覆われた暗黒の山のような姿をしている。彼の体にはフィンゴルフィンによってつけられた 8 つの深い傷があり、それが彼の心を尽きることのない怒りに燃やしている。彼は絶えず傷の痛みに苦しんでいるが、その苦しみをこの世の全ての光や善を支配することで癒そうとしている。彼は人間の暗黒に対する恐怖の根源であり、邪悪な力で忌まわしい生物を日夜生み出し続けている。オークやドラゴンやトロルは彼の邪悪な贈り物であり、それらが痛みや苦しみをこの世に及ぼしていることが彼を無上に喜ばせる。彼はその邪悪にゆがんだ忌まわしき相貌に、恐るべき鉄の冠を戴いている。冠に今も二つ残されたシルマリルはその聖なる光で彼を永遠に焼き続けている。冒険者を挽き肉にすべく彼が真一文字に歩み寄ってくるとき、その手に握られた冥界の大鉄杖『グロンド』が挑発するかのように震える! この邪悪なるモンスターは普通に動いている。彼は27階以降にしか出現しない。彼は普段は眠っている。彼は炎とスパークに包まれている。彼は矢の呪文を跳ね返す。彼は分解のブレスを強力に吐くことがあり、なおかつ的確に魔法を使うことができ、地獄球、ウォーター・ボール、魔力の嵐、破滅の手、脳攻撃、ウォーター・ボルト、魔力の矢、プラズマ・ボルト、減速、加速、モンスター複数召喚、ヒドラ召喚、強力なアンデッド召喚、上級ドラゴン召喚、ユニークモンスター召喚の呪文を唱えることがある(確率:約1/3)。彼は壁を掘り進み、弱いモンスターを倒すことができる。彼は素早く体力を回復する。彼は酸と電撃と火と冷気と毒の耐性を持っている。彼は地獄と水とプラズマと劣化の耐性を持っている。彼は朦朧としないし、恐怖を感じないし、混乱しないし、眠らされないし、テレポートされな
い。彼は侵入者をかなり警戒しており、 1000 フィート先から侵入者に気付くことがある。彼は20個までの特別なアイテムを持っており、なおかつ特定のアイテムを持っていることがある。彼は 10d12 のダメージで殴って粉砕し、10d12 のダメージで殴って粉砕し、8d10 のダメージで殴って全ステータスを減少させ、触って魔力を吸い取る。
  • 言わずと知れたラスボス。この冥王を倒すことこそがAngbandの目的である。
  • Tiny仕様で小さくなっているとはいえ冥王は侮りがたい。唯一の加速+30に5桁の体力は他のモンスターを圧倒する。
  • 攻撃魔法が比較的絞られているため脳攻撃がやはり怖い。対策は必須と思ってよいだろう。
  • 召喚の強烈さは言わずもがな。フロアの広さや*破壊*の入手難易度から考えて上級ユニークを狩る作業はほぼ必須である。
    • ユニークさえ減らしておけば抹殺や周辺抹殺である程度の安全が確保できるだろう。
  • 打撃は数値上それほど大きくないが、+30の加速から繰り出されるため危険度は無視できない。対邪悪結界があればここが使い時だ。


次は20F以降ユニークについてやろうかなあ。