Raal's Tome of Destruction

主にroguelikeのことを書くブログです

X憑依術師制限プレイ勝利

某所にて誰かさんに煽られたのでやってみた。
制限は以下のとおり。

    • 指輪・アミュレット・光源以外の装備欄をもつシンボルのモンスターに憑依してはいけない
    • 開始時には見習い戦士に憑依しているので、開始直後速やかに他の肉体に憑依すること

使えるシンボルはb,d,f,q,r,B,C,D,H,M,R,Z。うち、指輪アミュ光源を全て使えるのはd,f,r,B,C,D,H,Zである。



さて、最終的にパワーワイアームに憑依すればなんとかなりそうだというのはよしとしよう。
問題は途中経過である。どうみても耐性が足りないがどう凌ぐかというのが腕の見せ所となる。


まず序盤。開始直後に辺境の地の下に行き、おもむろにマジックミサイル棒を振りかざして白狼を弱らせ、肉体をのっとる。
これでとりあえず加速+5になれるので、魔法棒を適当に振り回していれば序盤はなんとかなる。
幸いというかなんというか、武器防具を全部売り払えるので金には困らないし、重量制限もあってないようなものである。
たしかワーグは(探すのが)めんどうなのでスルーして6F,12Fと降りて、月の怪物あたりになってオークキャンプを制圧したはず。


普通に進行していればここで破滅のクエストに挑み、アーチヴァイルを乗っ取ってさらなる加速を得るところなのだが。
禁止しているのでしょうがなくモリバントの右上の山地形により優秀な肉体を求めてハイキングに行く。
魔法棒を適当に連射してdゲット。さらに努力と根性と物資力を用いてBユニークに乗り移る。
友好的なうちに削れるように仕向ければなんとかなる。これで加速は+10。体力は400弱くらいだっただろうか。
攻撃力はターン50強の近接、しかも命中がお世辞にも良いとはいえない。あとは元素ボールの魔法棒が頼み。


こんな状態でまともに探索しても成果があがるわけもないので高速で鉄獄を駆け下りる。
感知手段も、無駄に遠くまで見える赤外線視力+邪悪感知の杖だけなので、長居すると単に危ないとも言える。
なにしろ、耐性は耐麻痺,耐酸,耐火,以上。こんな状態である。ドローレムとか階不相応にでてきたらお陀仏確定である。
24F,38Fは勝てなくて当然くらいの勢いで突撃し、案の上38F『ゾス=オムモグ』は元素完備だったので撤退する。


十分深く潜ったら次は古代単色ドラゴンを探す。真っ先にブルーに出会ったので元素ボールで削ってゲット。
これで耐麻痺と耐混乱がボディにつくので大分楽になる。HPも800弱に大幅アップ(Dの肉体は修正が特に大きいのだ)。
ダメージの指輪を装備し、加速して耐性の薬を飲んで古代万色ドラゴンに挑む。回復薬を消費してコレを確保し、一段落。
やっと四元素+毒の耐性が埋まったが、ここで既に40Fを超えている。普通にプレイしていれば影のジャックになっていてもおかしくはない。


ここで元素ブレスを吐きまくって適当にレベルを上げ、指輪とアミュに絞ってアイテムをかき集める。
耐毒の指輪が出たところで次に探すは多首の『カブラックス』である。四元素ブレスに加えて混乱・轟音・因果混乱・重力・破片のブレスを扱うナイスガイ。
毒耐性が抜けているため古代万色ボディのブレスであっさりと弱らせて、微調整の後あっけなく手に入れることができた。
肉体的に若干劣るとはいえ、ほぼ全ての敵に攻撃を通せるのは強みである。耐性もグッド。


ここから先は試行錯誤したが、結局のところ敵と戦っても得られるのは経験値のみなのでさっさと潜るべきである。
ただし、隠密がどうしても低い上に感知手段も乏しいので、テレパシーか破壊の杖くらいは欲しいところでもある。
ニーベルングで開始したのだが、マインドフレアでテレパシーを得るのが楽だったと思う。知能が高いのでMPも増えるし。
ただし耐久力にかなりの開きが出る上、序盤の罠階段感知の便利さや、影のジャックの不意打ちに耐える暗黒耐性もあるので一長一短。


ともかく、ギリギリの生存ラインを見極めながら潜る。MPが低いのですぐ息切れするが、さいわいXにおいて魔力復活は店売りである。
それなりに節約すれば問題のない数が手に入るため、要所要所で使ってごまかしつつ探索する。
カオス耐性が埋まらないため幻覚には一苦労。カオスブレスなんぞ食らえばひとたまりもないのは当然として、感知するだけで狂気を貰うのが鬱陶しい。
癒しの杖はほとんど必須アイテムだった。最近Tinyに慣れ親しんでいたのでまったく違和感がなかったけれど。


なんだかんだで数時間たてば70Fを探索しつつ、破壊の杖とテレパシーは確保できていた。
こうなると次のボディが問題になる。パワーにはまだ歯が立たないし、ティアマットは元素ブレスが効かない敵相手に厄介だ。
バランスは良さそうだけれど、耐性アミュ{r毒}くらいはないと話にならない。そしてまだそれは入手できていない。
悩みつつ、適当に潜っていると幽体ワイアームが出てきたのでとりあえず乗っ取ってみた。
必須の毒耐性とほぼ必須の地獄耐性があること。壁抜け可能であること。因果混乱/地獄/劣化のブレスによってかなり安定した攻撃力を確保できていること。
これだけあればとりあえず十分だ。


とりあえず探索は楽になった。壁抜けはやはりチート能力である。戦えないときは逃げるに役立ち、戦うときは圧倒的に有利になる。
ただしやはり問題点はある。まず、カオス耐性の欠如。そろそろ80Fにもさしかかろうというときにこれは致命的すぎる。
そもそも視界に入らないように逃げたり破壊したりで対処していたのだが、いくらなんでもカオス攻撃持ちの敵の密度が上がりすぎでめんどくさい。
さらに感知するだけで幻覚になる頻度も増えてきて探索効率を阻害しまくりである。
加えて、閃光耐性も盲目耐性もないので破壊するたびに目が眩む。デメリットとしてはさして大きなものでもないが、鬱陶しいことこの上ない。
また、戦闘能力もそれほど高くはない。打撃は300点にも届かないし、ブレスも威力がMAX250程度で10回も撃たないうちに息切れである。


はて、もっといいボディが欲しいと思いつつ、パワーくらいしか思いつかない。
が、耐性もスッカスカで打撃もしょぼいし、そもそもパワーに通る有効な攻撃手段がない。どうしたものかと悩んでいたが、ある日とても重要なことに気づく。
古代ドラゴン召喚で、善良なDも呼び出せているという事実である。どうやら@さんは中立として扱われているらしい。
となれば、十分深い場所で粘ればパワーも見方として呼び出せるのではあるまいか。


ここに気づけばあとは早かった。壁抜けで粘り、パワーを2匹呼び出しておいて適当なユニークにぶつける。
当然一瞬でユニークは瀕死になるのだが、健気にも反撃を繰り返せばペットのパワーちゃんもじわりじわりと体力を減らすという寸法だ。
呼び出されるDの群れをイチイチ解放しつつ壁の中から見守ってやり、パワーが一匹死にかけたところで穴熊に誘導し、元気なパワーで蓋をする。
あとはヒタスラボディチェンジを繰り返し、見事パワーに乗り移るという寸法だ。乗り移る際の隙はもう一匹のパワーがカバーしてくれる。


パワーになればあとは話が簡単である。最終的に元素ブレスの威力が600を超えるため、ほとんどのユニークは楽勝。
MP15で魔力の嵐超えのダメージを叩き込めればそれはもう楽勝というもの。轟音・混乱のブレスもあるんだし。
最後は閃光300のブレスで頑張ったらなんとかなりましたとさ。まあ物資は結構使ったけど。


勝利dump


なんだかんだで苦行です。素人にはオススメできないし、素人でなくてもオススメできない。
もうちょっと打撃が強ければいろいろと選択肢があったのになと思った。モンスターの打撃まんまは@としては弱すぎる。
打撃特化のボディでも500程度だし、Dだと300が精々。属性が付いてると大体無効化されちゃうのもNG。ついでに命中も低い。
高い命中率で1000点とか余裕で出しやがる普通ボディの@さんと比べるといくらなんでも魅力がないですね。
シンボルに打撃補正とか入れてもいいんだろうなとは思ったかも。レベル依存のダメージ修正とか、クリティカルの補正とか。
重量のでかい武器っぽくクリティカルでまくったらきっと楽しいんだろうなあ。でかいダイス依存だし。ついでに朦朧とかするとステキ。
つまりToMEでパワーワイアーム修行僧やっとけってこった。